有馬です 今回は勾配天井についてです。
1階の大部分には2階があり天井は水平になりますが 2階や1階の下屋は屋根の傾斜を利用して
傾斜のついた天井が可能です。
もともと 昔の庶民の家は天井が無く 屋根裏や梁が見えていました。
でも 身分の高い人や 富がある人の家は天井があり それを真似したのが始まりです。
水平天井は落ち着きや安定感 勾配天井は動きや爽快感があり 水平のなかに勾配を足すことで
豊な空間が出来ます。
天井が斜めだと なぜかワクワクして気分が高揚します でもこの感覚を得るには少し工夫が必要。
大切なのは勾配の低い所 この高さが重要になります ここを人が認識できる位置に持ってこないと
効果がありません 具体的には2250mm以下。
低い位置から高い位置へ視線が動く この時 スゥーっと気持ちが良くなる訳です。
では 次回は床の上げ下げについてです。