こんにちは。荒木です。
今回は制震装置についてです。
地震に強い住宅をつくる上で「耐震性能」はとても大切です。
耐震性能を高めることが第一ですが、さらに「制震性能」を加えることは住まいにとってより安心ですね。
耐震性能とは揺れに耐える力に対して、制震性能は建物にかかる揺れを軽減する力です。地震のエネルギーを吸収し、揺れを小さくすることができます。
平成28年の熊本地震のような繰り返しの地震が起こると、耐震等級3に適合した住宅でも、何度も揺れているうちに材料をとめている釘などが少しづつ緩んできたりと、少しずつがダメージが蓄積することも考えられます。このようなダメージに対して、揺れを軽減する働きを持つ「制震装置」を組み合わせるとより安心です。
制震装置は大きく分類すると、「金属系」・「ゴム系」・「オイル系」に分けられます。.
「金属系」の例 株式会社アイエムエー:Kダンパー
「ゴム系」の例 住友ゴム工業:ミライエ
「オイル系」の例 株式会社evoltz:エヴォルツ
地震対策はまずは耐震ですが、
予算の余裕や、さらに念のために強化したい方は制震装置をプラスすると良いと思います。